大好きなフリージアの 花びらが開き始め

うっすら香りだしたほのかな変化

その蕾を見ていました。

植物達は、あらかじめ厳密に時間をはかり、

それぞれの植物によって決められた計画をもって、

はじめて蕾をつくり、花を咲かせます。

その時間が狂えば、蕾もつかず花開きません。

その役割を担うのが、葉で、

暗闇=夜の長さを図る事で、数か月先の気温を知り

準備をしているのだとか!

少しずつ、日が長くなっていく、その季節の流れを暗闇で、

敏感に感じ取っているのです。

私達を喜ばせる蕾、花、そして香り

まるで、舞台裏のように、その登場のタイミングを計っているなんて!

その繊細で精妙なお話(参考文献:「葉っぱの不思議」 田中修著 )

から、静まる夜のロマンスが広がります。

 

フリージアは、アヤメ科フリージア属の南アフリカ原産のお花です。

発見した植物学者エクロンが親友の医師フレーゼに捧げたことから、

この名がつきました。

その素敵な友愛のエピソードが

秘められているからでしょうか☆

私は、フリージアを愛でていると、

なぜか不思議と友たちのことを想うのです。

 

フリージアの香りは、フルーティで甘く優しく、

ほんの少しだけツンとした刺激があります。

成分には、フローラル調のリナロール、シトラスノートのリモネン、

αーターピネオールが含まれています。

いつも、この香りをボトルに詰めたい!!!!!と心から願いますが、

残念ながら、フリージアの天然香料は採取されていません。

愛される香りのため、人工香料として、

トイレタリー商品に頻繁に使われていますが、

「お手洗いのあの香り・・・」という印象づけの香調が、

私の記憶の中にあるのは、ちょっとがっかり。。。

 

生花の香りは、はしゃぎたくなるようなピュアな可愛いらしさ。

どこまで追いかけても、粗悪さが無い純粋な香り。

まるで、友情の契りのように「信頼」が芽生えるのです。

花ことば「無邪気」(YellowFreesia)にあるように、

心を緩ませ、素直にさせてくれるフリージアは、

今年も、優しい時間をくれるのです♡