お花屋さんが、そっと・・・花束に添えてくれてくれました。

なんて、幸運でしょう☆

枝が短いので、一輪でクローズアップ☆

淡いピンクにうっとりです。

 

薔薇の花の形状は Golde Latio 黄金比率です。

「黄金比」とは、1:1.618 という比率で表わされ、この分割比をもつ形状は、

人間が美しく感じる調和を生み出すことが分かっています。

 

薔薇の姿は、眺めるだけで、

私たちの心身のバランスを取るのです。

 

寒波の厳しいこの頃、

不調を感じた時には、1輪お部屋に迎えてください♡

この空気の冷たさで、花持ちはとても良く、

ゆっくりとあなたを労わってくれます。

 

この薔薇を愛でていると、

愛と美の女神アフロディーテが想い浮かびます。

昨年5月の薔薇園で出会った「アフロディーテ」と名づけられた薔薇も、

淡くしっとりとしたピンクでした。

 

 

赤でも白でもない、淡いピンク。

彼女の肌をうっすら染める妖艶な色に思いました。

 

薔薇は、愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)のシンボルです。

ミロのヴィーナス像の姿も、実は、黄金比となっているのだそう。

美に証拠や理由はいりませんが、美の体験には、私たちの純粋な受容があり、

心が歓喜し、身体が調和しているのが感じられます。

 

 

 

 

天空の神ウラノスが、息子の神クロノスに殺され、

その時、切り落とされたウラノスの男根が、海の泡と交じり合い・・・・

その泡から誕生したのが、アフロディーテです。

アフロディーテとは「泡」を意味するギリシャ語のアプロスに由来します。

1説には、彼女の誕生と共に薔薇が生まれたとされます。

最初に生まれた薔薇は、泡の色と同じ、白でした。

 

 

 

さて、「ヴィーナスの誕生」に描かれている薔薇は、初夏に咲く

ローズ精油となるオールドローズの RosaCentifoliaや、RosaDmascena種です。

描かれた当時は、私たちが、お花屋さんで見かける現代薔薇はまだ生まれていません。

人々の薔薇への特別な思いが、 3万種以上もの多くの品種を生み出してきたのです。

 

 

薔薇が愛され続け、花の女王に君臨しているのは、

アフロディーテの守護があるからでしょうか。

わたしたちの美への信仰は、愛でる心にあり続けます。